歴史認識の狭間にいる男
2009年10月9日 宝塚(雑談)お堅いタイトルですが、ユーリ先輩のことです。
この作品(ロシアン・ブルー)、現実に存在した「ソ連」という国家が舞台で、しかも実在の人物も多く登場しているわけです。
作品中で起こるエピソードはもちろんフィクションだけど、結構なんていうか、「当時のソ連(の政治体制)を揶揄してる?」と受け取れなくも無く。
今のこの流れの物凄く速い時代感覚、ベルリンの壁崩壊だって既に遠い昔の出来事と認識されているのかもしれないから(私にとってはついこの間ですけどね)、70年前のソ連、ロシア革命20周年を迎えた時代なんて、実はもう「歴史」の一部かもしれないけど、でもだからといって今回の「ロシアン・ブルー」が「歴史物」とか「時代劇」とはとても言えない訳で。
大野君は現実世界においてあの時代がどうだったのか、についてこの作品で何か評価をしていると思われたくないんだろうし、そもそもそんな気は無いと思うし。
そこでユーリ先輩の役割が重要なんだなーと。
当時のソ連、多くの庶民はビクビクと粛清を恐れて生きている…だけどそもそもロシア革命とは「真に自由な国」を目指して革命を起こしたはずで、そんな理想に準じてる人達だっているんだ…という作品のバランス感覚を担っている要がユーリ先輩なのだと思う。
「革命がオレを裏切ってもオレは革命を裏切らない」
メインストーリーにはあまり関係の無い台詞だけど「ロシアン・ブルー」という作品の立ち位置を表す為に非常に重要。
この作品(ロシアン・ブルー)、現実に存在した「ソ連」という国家が舞台で、しかも実在の人物も多く登場しているわけです。
作品中で起こるエピソードはもちろんフィクションだけど、結構なんていうか、「当時のソ連(の政治体制)を揶揄してる?」と受け取れなくも無く。
今のこの流れの物凄く速い時代感覚、ベルリンの壁崩壊だって既に遠い昔の出来事と認識されているのかもしれないから(私にとってはついこの間ですけどね)、70年前のソ連、ロシア革命20周年を迎えた時代なんて、実はもう「歴史」の一部かもしれないけど、でもだからといって今回の「ロシアン・ブルー」が「歴史物」とか「時代劇」とはとても言えない訳で。
大野君は現実世界においてあの時代がどうだったのか、についてこの作品で何か評価をしていると思われたくないんだろうし、そもそもそんな気は無いと思うし。
そこでユーリ先輩の役割が重要なんだなーと。
当時のソ連、多くの庶民はビクビクと粛清を恐れて生きている…だけどそもそもロシア革命とは「真に自由な国」を目指して革命を起こしたはずで、そんな理想に準じてる人達だっているんだ…という作品のバランス感覚を担っている要がユーリ先輩なのだと思う。
「革命がオレを裏切ってもオレは革命を裏切らない」
メインストーリーにはあまり関係の無い台詞だけど「ロシアン・ブルー」という作品の立ち位置を表す為に非常に重要。
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