『歌を純粋に楽しむの!』というコンセプトの元、わざわざ通常版CDを
購入したのだけれど、ブックレット(って言うんですか?歌詞カードね)に
載っているウメのメガネ姿みて、DVD付き買っとけば良かったと割と本気で
後悔しています。

チエ&まゆさんに「クリスマスの歌だからヅカっぽくないけど、歌ってるのは
タカラジェンヌなんだからね!そこんとこヨロシク」と念押しされたような
気がしないでもない、そんな『90年の歴史を背負った宝塚スター』な歌声。

ミズナツキさんは…改めて私はこの人の鼻にかかったちょっとうねるというか
ねばるというか、そんな声の虜なんだと思いました。
トップさん5人のうち、スミレさん、トウコちゃん、アサちゃんがソロ2曲で
チカちゃんとタニちゃんが1曲なのは、学年順だと思いこんでおくことにします。

よく『目で殺す』という言い方がありますが、それになぞらえて表現すれば、
私はトウコちゃんの歌声に殺されました。

この歌声でトウコちゃんに耳元で囁かれたら、暫く正気の世界に戻ってこれない
自信があります。


やっぱり、こういう時も、スミレさんとの違いを感じますね〜。
スミレさんの歌声は、なんていうか『神々しい』領域で、トウコちゃんは
あくまでも『人間臭い』んですよね、私的感じ方では。
スミレさんは「天の声」、トウコちゃんは「地の声」って言うか。
どっちがどうという訳じゃなく、どっちも素晴らしいという。

あ、それに関連するかどうか分からないけど、キリヤンの唄を聴いて、
昔々、貴族の姫君とか奥方とかが、高僧に入れあげた挙句、坊さん共々
破滅する…そんな気持ちが分かるような気分。
現代のように音楽が日常的に溢れてはいなかった時代、坊さんの朗々とした
読経ってすごく魅惑的だったと思うんですよ。
お経やグレゴリオ聖歌みたいな同じようなリズム・フレーズの繰り返しって
カタルシスを感じるもんだし。
そんなイメージを髣髴とさせるキリヤンの歌声は「天に捧げる声」ですね。

えー、なんだかんだ言ってますが、このアルバムのベストアクトは誰って言って、
やっぱミホコちゃんですね。
ミホコちゃん、ある極みに達しつつあるような気がします。それが何ってよく
分からないけど、彼女の芸の極み?とにかく、FNS歌謡祭では是非是非是非、この
素晴らしい歌声を世間に披露しちゃって下さい。
あーあ、この曲と「千の風〜」と「すみれの花咲く頃」と全部歌ってくれ〜

続きはまたいつか書こうっと。

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