宝塚を観に劇場に行ったとき、幕間にトイレに行く。必ず。
大抵の場合、その時鏡に映る自分の顔はとてもイイ…と思う。
他人と較べてどうと言える程のお面ではないので、自分比、それも
顔の作りそのものが観劇中に劇的に変わる訳は無いので、それはつまり
『表情が楽しそう』『イキイキしている』ということなのだが。
私がすごく宝塚を好きで観劇を楽しみ、体全体でその嬉しさを
表わしてるんだなとシミジミ感じる。
私が宝塚に求めてるものは、『日常を忘れさせ、元気をくれる
ワクワク感・ドキドキ感・ホンワカ感…のようなモノ』なんだろう。

今日、A-“R”ex(サブタイトルは長いので省略)を観た後、フト「今の
私の顔はどんなんだろう」と思い、帰りがけに青年館の化粧室に
行きました。
こんなこと思う時点で既にいつもとは違うということなんだけど。
しょぼくれたり疲れたり、あるいはキツイ表情をしていたりという
ことはなかった…が、やっぱり「エル・アルコン」の後とは違い、
少しシビアな表情だった気がする。

面白かったよ…興味深いというか。
でも、仕事を超頑張って早めに切り上げ、ダッシュで劇場に向かって
週ナカのヨレヨレの体と心と頭で観るには正直ちょっときつかった。
そんなん私の勝手な事情だけどさ。

大体、「トリッキーなミュージカルができないかと思っていた」って
プログラムにあったけど、最初からトリッキー狙うってどうなのよ。

サイトー君やコダマさんのように自分がやりたいこと、自分がジェンヌ
にやらせたいことを余り深く考えずに(失礼な言い方だがそうとしか
思えない)『あれも〜これも〜』と勢いでやった結果がアレだったら
良いなあと思うんだが。
あの言葉の洪水に意味があり、比喩を含んで何かオギーの世界観・
人生観を匂わせてるんだとしたらやだな。

オギーは宝塚で作品を作る限り、ショー担当の方が良いと私は思う。
羽根とかロケットとかフィナーレとかオーソドックスな形式が苦手
とかいう噂がウソでありますように。次回雪組がショーと芝居逆なのは
ハリーがこないだの月組公演でフィナーレを作る面白さに目覚めた
為と思いたい。

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