昔の男-1

2011年5月7日 宝塚(雑談)
昔の男…の幻影に取り憑かれるはずと予想していたのに、裏切られた~。
まっつプガチョフ。
梅芸で雪全ツ観た後、やっぱりリカプガチョフがちょっとだけ懐かしくなり、帰宅後にCSを録画したやつ見た。
もちろん、リカプガチョフは素敵、無敵。この作品で本格的にリカちゃんファンになったわけだし、私にとっては特別。
でも、DVD観た後、なぜか頭に浮かんだのは、まっつプガチョフもう一回観たい!だった。
いろんなところで語られているように、まっつプガチョフは頭良さげ。
破滅にいたる道筋もぜーんぶ見えてて、でも賭けにでる感じ。だから、橇の場面でニコライに諭されて幌をグーで叩くところとか、「あー、そんなこと君に言われんでも、あのオッサン全部分かってるねんて(似非関西弁風多謝)」と、ニコライ君に言いたくなった。
リカプガチョフも、まさか反乱が大成功をおさめてエカテリーナを倒せるとは思ってなさそうだけど、ある程度地方に独立国家みたいなのを樹立してコサックやりたい放題位は狙ってそうっていうか、ソレをこそ狙ってそうだった。
まっつプガチョフはね~ちゃんと「今のこの社会にもの申す!」的な(どんなん)。
歌は当然、まっつのが圧倒的に上手い。でもほら、私はミズナツキさんの歌でも全然平気な耳の許容範囲が半端ない人ですから。
ちょっとだけ思ったのは、「ホンモノの皇帝とニセの皇帝の睨み合い」のところ、まっつだと「ニセ」感があまり無い。
皇位を要求しても許される皇室に少しはつながりがある(だいぶ遠いけど)位の身分ではありそうな。
でもそれはそれでありで、たとえそうでも全然作品として成立しているよ。

最後に。今回の公演で「口笛を吹き雪の上に詩(うた)を」の後が、「書こう」だと初めて聞き取れた(笑)
まっつありがとう。

コメント